マーケティングとセリングとの違い
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日本ではマーケティングとセリングとを混同していることが非常に多い。
マーケティングとは、企業にとって市場創造のための一連の総合的活動だが、セリングとは売り手が、お客様を説得し、納得させて、購入させる技術と言える。
従って、セリングとはコミュニケーション(商談・接客・等)を通じて購入を検討している顧客に対してクロージング(買う決断を手助けする)をするという「マーケティング活動の一部にあたる行為」と言える。
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「売れる」という言葉は、「売りつける」と相反する言葉である。
一般的には、顧客が商品を見て、自然に行きたい・体験せずにはいられないという状態を企業が総合的に演出・作り出すのが「マーケティング」、それに対して、顧客が観光商品を見た時点では手に入れたいとは思わなかった観光商品を、営業員・販売員の技術(セールストークなど)で販売することを「セリング」という。
資料協力:一般社団法人日本販路コーディネーター協会