観光士の資格
観光産業は21世紀のリーディング産業となる可能性をもち、今後の地域活性化のためには、観光産業を地域の基幹産業として育てていくことが重要な課題となっている。これからの観光は地域の文化、くらし、歴史、伝統、景観などをまちづくりの中で再評価し、観光マネジメント、観光マーケティングを理解する必要がある。
観光士資格は、わが国唯一、(社)日本観光文化協会が行う認定資格。日本観光士会の認定する観光士認定試験は、母体のNPOから始まり、現在は社団法人として歴史ある資格認定機関の(社)日本観光文化協会が運営している。
その目的は、激変する社会情勢を捉えながら経営戦略を策定する意義、ポイントについて観光マネジメントとマーケティングのカリキュラムを提供し、観光士としての認定を行なうもの。
観光士資格認定試験では、観光業界におけるマネジメント人材を養成することを目標に科目が組まれている。
また、実践的なマーケティング支援や街づくり支援などから、観光業界におけるマネジメントができる人材養成を行うと共に、公的観光地域コーディネート活動も展開している団体である。
文:生涯学習の生学